スーパーマンは究極のスーパーヒーローかもしれないが、ジョシュ・ハートネッ
トは関心がないようだ。その24歳の俳優はワーナーブラザーズが企画しているス
ーパーマンの主役のオファーを1度ではなく4度断ったことを明かした。
「僕がやりたいタイプの映画じゃなかっただけだよ。」最新作「Hollywood
Homicide
」のプロモーション中、彼はインタビューでそう説明した。「Hollywood Homicide
の撮影中にオファーがあったんだけど、断ったんだ。それからまたオファーが来
て断って、またオファーが来て断って、またオファーが来て断った。」
「ただスーパーマンを演じたくなかったからだよ。その他のヒーローものの映画
も全部断ってきたしね」とハートネットは言った。
とはいうものの、当初監督をすることになっていたブレット・ラトナーがその企
画について直接話しに来たとき、彼は考え直したという。
「ブレットと話をして、彼はその映画に関してすごくいいアイデアを持ってるな
と思った。あんなふうに情熱を持って説得されたら、僕も真剣に考えるよ。それ
でよく考えたけど、やっぱりNoだった。やりたいと思えないし、自分がやりたい
ことじゃなかったから断った。」
ハートネットが述べたその役を断った理由は、その空を飛ぶマンガのキャラクタ
ーに対する偏見というよりも、大ヒット作の製作の仕方にあるようだ。
「(大作というのは)どう見られるかとか技術的な面に焦点をあてているから俳
優はたいてい自分が小道具であるかのように感じてしまうんだよ。僕がおもしろ
いと思う映画は、もっとキャラクター重視のものだからね。」と彼は言う。
ヒーローものの映画を断る以外に、彼はティーンズの役を演じることにもう興味
はないのだとも語った。
「アイドル的存在みたいなのを演じ続けることもできるんだろうけど、僕はそう
はしないようにしてるから。そういう役ばかり演じている人も多いし、それはそ
れでいいと思うけど、僕はシリアスな役をやりたいんだ。そういうシリアスな役
が似合う俳優になりたいと思ってる。自分はそういう人間だと思うし、自分のキ
ャリアもそれに合ったものにしていきたい」
「若くて女の子に人気があるからチケットが売れてるんだなんて思われてるうち
は、道のりは厳しいね。」と彼は付け加えている。「でも全人類の半分を占める
人(=女性のこと)を否定したりするつもりはないよ。女性が僕のしていること
を気に入ってくれるのはうれしいよ、すごくね。ありがとう。」