Josh Hartnett fan page

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FOR COMBINING BLOCKBUSTER TALENT WITH INDIE SENSIBILITY

Source:Premiere.com TEXT:David Hochman / 翻訳:kikiさん

ハリウッドの群集の中、ジョシュ・ハートネットを見つけるのはたやすいことだ 。ジェームズ・ディーンのような睨み顔やあごのラインこそないが、彼の好きな ウールの帽子とセーター姿だった。80度の春の日の午後でもその24歳の俳優はそ りで滑りたくてたまらないとでもいう様子だった。「LAは好きじゃない。」とサ ンセット・ストリップのオープンカフェで彼はそう言った。「気候はいいし、人 々もすばらしいけど、ここにはなにか隔離されたものがある。ここにいるのは中 を覗いている外部の人か、この高価なものに囲まれ留まってる内部の人というか んじだね」それが彼がミネソタから通勤することを選んだ理由だ。

ハートネットは最近ミネアポリス(彼の服装がそれを物語っている)に家を買い 、ハリウッドは家族や友達のところに帰る途中に立ち寄る栄光の場所として見て いるようだ。その距離は明らかに彼を閉じ込めている。少なくともそのように見 えてしまう。この男には難しいスターを扱うときのようなことは必要ない。パー ル・ハーバーやブラックホーク・ダウンから恋する40daysまで彼の映画は何億も の収益をあげたが、ハートネットは5年間新しい車を買ってもいない。

彼が上流生活を送っていないというわけではない。1998年以降ハートネットはそ の静かなカリスマ性、流し目の魅力が10代の女の子の間で人気を呼び、10作以上 に出演して、思いにふける世の中に順応できない人物、いたずら好きの夢想家な どを演じてきた。彼の最新作はハリソン・フォードと共演した警官のコメディ、Hollywood Homicide だ。「ハリソンを見て育った。スターウォーズのことだよ。そのイメージに押し 付けてたわけじゃないけど。バウンティ・ハンターの一人の声が好きだったんだ 。でも彼のことはすごく尊敬してた。」

その尊敬は相互のものだった。「ハリソンと私はジョシュが長いキャリアの途中 にいることを感じていた」とその映画の監督ロン・シェルトンは言う。「彼は頭 がよく真面目で見た目のよさと自身に隠されたパワーを与えるすばらしい才能を 持っている。」

その強大なパワーとは・・・ハートネットはスーパーマン3部作の主演をオファー されたが断っている。「自分にとってすべきことではないと感じた」と彼は言う 。「これをすることで自分が達成感を得られるか・・・たぶん得られないと思う 。何ヶ月にもわたる3部作だったんだけど、そのタイツをはくことは自分にとって 意味がないと思った。」ハートネットの好みはもう少し地面に近いところを飛ん でいるのだ。彼は大作よりもアート志向なのだ。彼の好きな映画に、ブエナ・ビ スタ・ソシアル・クラブ、バスキア、ペドロ・アルモドバルやテリー・ギリアム の作品等がある。彼の次回作は1996年のフランス映画L’Appartementのリメイク であるスリラー、Obsessedだ。

しかし、今彼が本当に欲しいと思っている役はhomebody(家、地元で過ごすこと が好きな人)だ・・・少なくともしばらくの間は。「5年間も続けて働いてきた。 ハリウッドのことを知らない人達とのんびりする時間がほしい。そうするにはLA よりもミネソタでのほうがずっと楽だよ。そこでは今も僕はただのJoshだから。 」

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