Hollywood Homicideでハートネットはヨガのインストラクターとしての副業を持
ち、俳優になりたいと思っていて、（警官の）バッジに執着する気がほとんどな
いという”変わった”若い警官を演じている。
「変わってるだって？」少し不快感を示しながらハートネットは言った。「ヨガ
のインストラクターだってちゃんとした職業だよ。7ヶ月間、僕は毎日1時間半や
ってたんだ。」
「これは僕の友人、僕自身が経験していること、つまりキャリアを変更したりし
ながら「自分は一体何者なんだろう」って何かを見つけようとしている20代の役
なんだ。」
彼はいつもそのように俳優業に対して態度を決めかねているわけではなかった。
高校を卒業し、ニューヨークのSUNYに入学後、彼はCBSのCrackerの脇役に起用さ
れ、それからの2年で、ハロウィン20、パラサイト、ヴァージン・スーサイズに出
演した。
突如として通りで彼は気づかれるようになった。「そういうことが起こったのは
ハロウィン20のあたりで、僕はヴァージン・スーサイズのプロモーションでパリ
にいたんだ。パラサイトのポスターがあちこちに貼られてた。パリには行ったこ
ともなかったんだけど、女の子の集団が「Le Faculty！」って叫びながら追いか
けてきたよ。」
「日本でも同じだった。ただ「パラサイト！」だったけど。ポスターのせいだね
。映画では僕のことを見たことはなかったんだ。モデルを追いかけるようなもの
だったよ。」
それ以来、ハートネットは多くの映画に出演してきているが、未だに全てを一時
的な夢のようなことだとして投げ出すことを口にしている。昨年彼はミネアポリ
スに引っ越した。（まだニューヨークにアパートは持っているが）
彼はスーパーマンを演じるのを断った。10年にわたる3部作に1000万ドルオファー
されたと報道されているが、ハートネットはそれは低い見積もりだと言う。
「すごい金額（the world）のオファーだった。途方もない額だった。でも僕は自
分の能力を伸ばす役をやりたかった。僕は俳優だし、演技をしたかった。という
のは、何度も何度もオファーされたから僕もじっくり考えたんだよ。タイツも履
いてみた。いろいろやってみたよ。ブレット・ラトナーとも、ワーナー・ブラザ
ーズの人たちみんなとも話をした。彼らが最終的に完成させたら、きっといい映
画になるよ。ただ僕の興味のあることとは違った。」
もし映画の仕事がうまくいかなかったら？
「プランBはないよ。僕は計画を立てたりしない。」と彼は言う。「でも好きなこ
とはたくさんある。自分がやりたいと思えば、授業を取るかもしれない。ちょっ
と文章を書いたり、絵をかいたりもする。ギターを弾くのも好きだよ。あまりう
まくないけどね。」