劇場が暗くなって映画はすぐに始まる。
私達はハートネットのキャラクター(マシュー)が
婚約指輪を選ぼうとしているのを見る。宝石商は彼に
沢山の指輪の特徴やクオリティーを説明する。ラストで
私達が何を見るところだったか意味が分かるクールなシーン。
その後私達はマシューが商談のため高級レストランに向かうのを見る。
彼はしばらく話していなかったと見える古い友人、ルーク
(マシュー・リラード)に偶然出会う。レストラン内で、私達は
マシューの婚約者を見る。また、私達はマシューが彼女に
それほど入れ込んでいるようには見えない事に気がつく。マットは
中国へ出張する事になっているが、この事についても興奮している
ようには見えない。マットは電話を掛けるために、レストラン内の
電話ボックスに向かう。これが映画が動き始める(takes off)場面。
マットは電話を使っている女の人の声に聞き覚えがあると気づく。
劇中にある沢山のフラッシュバックの最初で、私達は女の人の
顔を見る。長い間マットが探していた昔の恋人が彼女だと気づく。
「Obsessed」は3人の素晴らしいキャラクターともう少し作品が
必要な一人がつまったとても良い映画だ。映画は「メメント」を
連想させる多くのフラッシュバックを使う。それぞれの
フラッシュバックが私達を未来から過去につれていくように。
フラッシュバックの使用についての唯一の問題は、時々
フラッシュバックがどこで終わったか気がつかなかった事と、
このシーンはまだフラッシュバックなのかそうでないのか
考え続けていた事だ。私だけかもしれないが。
キャラクターは大部分素晴らしい。ジョシュ・ハートネットは
素晴らしい仕事をした。私は大した俳優/女優アナリストではないが。
私は映画に引き込まれ、誰かがするかもしれない事にほとんど
気がつかなかった。しかし、ハートネットには何かがある
(there is something about Hartnett)。彼は「パール・ハーバー」と
「ブラックホーク・ダウン」と比べて全く違っている。グローブの
ようにマットのキャラクターは彼に合っている。彼のルックス、
彼のマンネリズム(癖?)、全て。この役が、「ワイルド・スピード」
(ディーゼルではなく!)の青年を含めて他の俳優にいこうとしていたとは
信じ難い。この役のハートネットは素晴らしかったから。
マットとルークにはスクリーンで素晴らしい化学反応があった。